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Railway Symphony
耳の聞こえない、聴覚障害を持つ自分は、
「音」という世界は全くわからない。
もちろん聞こえない・・・。
小学三年生の夏休みに、SLとキハと出会う。
走るたびに下から伝わる鼓動音、座っても左右振動に心地に響く。
車窓から眺める平線とした清々しい緑風景、広々した青い海、
線路の上に流れるあの旅の感動が忘れない。
線路の上には特別な時間、車窓の景色が心にしみる。
「車両」、「線路」、「煙」、「駅舎」、
「田園風景」、「季節」、「人情」、「旅情」。
駅舎は線路の出入口であり、生活の顔でもある。
線路の上で走る列車、走るSL、行き來する人々、
初めて見る駅舎、何年前も古い木造駅舎がある。
そんな知らない鉄道情景はいいな。
どこか日本中に鉄道情景へ旅巡り行って、
それを撮ってみたい~。
線路はどこまでも続く人生のストーリーのようなものの、
終わりのない長~い線路がある。
言わば人生のフィルム、その撮影日記のようである。
耳の聞こえない自分は、
撮影日記の「Railway Symphony」がある。
そう、「Railway Symphony」が聞こえる…。
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